世田谷区の木製玄関ドア修復・再塗装|腐食部分を木材で補修した施工事例

東京都世田谷区で施工した、木製玄関ドアの修復・再塗装事例です。

長年にわたる雨風や紫外線の影響で塗膜が剥がれ、子ドアの一部は木部まで腐食していました。他の業者からは「交換するしかない」と言われたそうですが、ドア本体には修復できる強度が残っていました。

取り外せる親ドアと右側の子ドアは弊社工場へ持ち帰り、腐食部分を新しい木材で補修して再塗装。取り外せない左側の子ドアと枠は現地で施工し、玄関全体の色と木目を自然に統一しました。

ここでは、傷みの進んだ木製玄関ドアが再び重厚感のある姿へ蘇るまでの工程をご紹介します。

他社から「交換するしかない」と言われた木製玄関ドア

世田谷区で修復・再塗装を行う前の木製玄関ドア
塗膜の剥がれと劣化が進んだ木製玄関ドア

施工前は、玄関ドア全体の塗膜が著しく劣化し、触れるとポロポロと剥がれてしまう状態でした。

長年にわたって雨風や紫外線にさらされ、過去に何度も塗料が塗り重ねられていたため、木目や本来の重厚感もほとんど見えなくなっていました。

見た目には非常に深刻な状態でしたが、確認するとドア本体にはまだ十分な強度が残っていました。適切な下地処理と木部補修を行えば、交換せずに再生できる可能性があると判断しました。

取り外せる扉は工場へ、固定部分は現地で施工

玄関ドアの前は通路になっており、作業スペースが狭いうえ、雨風や日差しの影響も受けやすい環境でした。さらに外階段の段差があるため、現地での作業には十分な安全対策が必要でした。

親ドアと右側の子ドアは取り外すことができたため、仮設ドアを設置して弊社工場へ持ち帰りました。一方、左側の子ドアは固定されていたため、ドア枠とともに現地で下地処理と再塗装を行いました。

工場へ持ち帰った再塗装前の木製親ドア
古い塗膜の下で腐食していた木製子ドア下部

工場へ持ち帰った右側の子ドアです。表面には古い塗料が何層にも塗り重ねられており、この段階では木部内部の傷みまで正確に確認することができませんでした。

古い塗膜を取り除いていくと、雨水の影響を受けやすい子ドア下部では、想像以上に木部の劣化と腐食が進んでいることが分かりました。

塗膜を剥がして判明した子ドア下部の腐食

塗膜を剥がして判明した木製子ドア下部の腐食
古い塗料を除去して下地処理を行った木製子ドア

子ドアの下部は長年にわたって雨風にさらされ、木材が崩れるほど腐食が進んでいました。このまま表面を塗装するだけでは、十分な強度と耐久性を確保することはできません。

また、過去に塗られた塗料の成分が木部へ染み込んでいたため、新しい塗料が安定して密着する状態になるまで、通常以上に時間をかけて下地処理を行いました。

腐食した木部を取り除き、新しい木材で補修

腐食した木製子ドア下部の木材補修前と補修後

腐食して強度を失った木部を取り除き、失われた部分には新しい木材を使って補修を行いました。

補修した部分と既存の木部との段差や継ぎ目が目立たないように形を整え、周囲と自然につながるよう丁寧に下地を作っています。

表面だけを塗装して傷みを隠すのではなく、再塗装後も安心して使用できる状態へ戻すために必要な補修です。

木目と重厚感を取り戻した木製玄関ドア

木部の補修と下地処理を終えた後は、既存部分と補修部分の色が自然につながるように調整しながら、丁寧に塗装を重ねました。

工場での施工には約3週間をかけ、塗装後はさらに約1週間の乾燥期間を設けました。十分に乾燥させることで、見た目の美しさだけでなく、塗膜の安定性にも配慮しています。

再塗装によって木目と艶が蘇った木製玄関ドア
再塗装後の木製玄関ドアと装飾金物

古い塗膜に覆われて見えなくなっていた木目が再び現れ、木製玄関ドア本来の深みと重厚感が蘇りました。装飾金物の周囲まで細かく仕上げ、ドア全体が自然に調和するように整えています。

再塗装後の親ドアと左右の木製子ドア
再塗装後の木製玄関ドア室内側

外側は木目を活かした深みのある色に仕上がり、室内側とのつながりも自然に整いました。長年使われてきた木製玄関ドアの風格を残しながら、美しさを取り戻しています。

交換せずに蘇った木製玄関ドア|施工完了

世田谷区で修復・再塗装が完了した木製玄関ドア

すべての補修と再塗装を終え、親ドアと右側の子ドアを現地へ戻して取り付けました。

工場で施工した扉と、現地で施工した左側の子ドア・ドア枠の色を細かく調整し、玄関全体が自然に一体化するように仕上げています。

施工前と同じ玄関ドアとは思えないほど、木目の美しさと本来の重厚感が蘇りました。腐食部分を補修した子ドア下部には、補修箇所の継ぎ目を保護し、今後の雨水による劣化を抑えるため、左右に銅板を取り付けています。

仕上がりをご覧になったお客様には大変喜んでいただき、何度も「感謝しています」とのお言葉をいただきました。

木製玄関ドアの修復・再塗装をご検討の方へ

木製玄関ドアは、見た目の傷みが激しくても、木材の状態や構造によっては交換せずに修復できる場合があります。

一方で、塗膜の下に隠れた腐食や過去の施工状態など、画像だけでは判断できない劣化が見つかることもあります。

東京ホームペイントでは、木製玄関ドアの状態を職人が確認し、必要な補修方法と再塗装の内容をご案内しています。

修復・再塗装をご検討の方は、玄関ドア全体、傷みのある部分、ドア下部など、現在の状態が分かる画像を添えてお問い合わせください。

※ドアの状態や設置環境によっては、修復をお受けできない場合があります。あらかじめご了承ください。